詩/マツザキヨシユキ
1980年(15歳)の時に出版した第一詩集から、今までに書いた詩をアーカイブ
十一月
かちかちと柱時計の音もまた冷たく
しんしんと更けた夜
銀色の月光も凍りつかんばかりに
ひややかに
また犬なども闇にのまれたのか
我救えとばかりに叫ぶような
天上の光の穴よりもれる光は
あくまでもちかちかと
世は静まりかえり
時を失ったかのように
銀の光りの中に
銀の光のの中に
-〈童女 M -16の詩-〉新風舎 1980
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿